------------------------------------------------------------------------------ 第1講『威信財としての袈裟─東福寺伝法衣─』 ○禅宗における袈裟    「伝法衣」概念成立の背景       ・禅の相伝の特質として  以心伝心、不立文字         言葉(文字)ではなく人との出会い      ・禅宗六祖をめぐる北宋と南宋の論争        北宋:神そ        南宋:えのう     日本における「伝法衣」の受容 2.不思議な事象と疑問  ・旅する袈裟  ・応夢衣(おうむえ)  ・飛来衣(ひらいえ) -------------------------- 『威信財』(文化人類学)    人類社会における財     生産財---------------威信財      生活必需品     社会関係の維持に必要                ↓            権力の表象 権力を生み出すもの                   ↓                  禅宗における袈裟 第2講『仏画と寺院─仏画をとりまく環境─』    仏画   第3講 『中近世イタリアの祭壇画―儀礼の場とその演出―』   祭壇画の歴史/例    ------------------------------------------------------------------------------- 第1講 『禅宗寺院の建築にみる日中交流』  中世史の『禅宗様』建築   特徴    ・強い軒反り    ・扇垂木 【オウギダルキ】を使用    ・中備(なかぞなえ)位置にも組物    ・花頭窓(火灯窓)   ・垂直性の高い空間構成     柱を省略するアクロバチックな構成     床を張らずに土間とする   鎌倉五山     (1)建長寺 -     (2)円覚寺 -     (3)寿福寺 -     (4)浄智寺 -     (5)浄妙寺   京都五山     南禅寺 - 別格     天龍寺 - 第一位※     相国寺 - 第二位※     建仁寺 - 第三位     東福寺 - 第四位     万寿寺 - 第五位   伽藍構成は次の3      ・儀礼空間      ・住持の生活空間      ・禅僧の生活空間 中国 禅宗五山十刹 班位 位 次 寺 名  寺号・具名  位置 状態 五山 五山之上 天界寺 大龍翔集慶禅寺  南京 廃寺 五山 第1位 径山寺 径山興聖万寿禅寺 杭州余杭 現存 五山 第2位 霊隠寺 北山景徳霊隠禅寺  杭州 現存 五山 第3位 天童寺 太白山天童景徳禅寺  寧波 現存 五山 第4位 浄慈寺 南山浄慈報恩光孝禅寺  杭州 現存 五山 第5位 阿育王寺 阿育王山広利禅寺  寧波 現存 径山寺 ------------------------------------------------------------------------------ 第1講 『イスラーム宗教建築とその周辺』 1.イスラームとは   メッカの商人ムハンマドが610年 創 2.イスラーム美術の特徴   ・アラビア語:アラビア文字の重要性   ・植物文、幾何学文の発達           ☆偶像崇拝の禁止   ・同一平面における 上記2点 3.イスラームの宗教建築   モスク   マラドサ   ハーンカー、ザーウィ   これらの複合施設 第2講 『文化財とコーパス─土蔵でみつける漆器のものさし─』  文化財 調査の現場   コーパス corous ラテン語 身体、かたまり     日本「言語学」   コルピュス 仏語 第3講 『寺院における文書の整理─「かたまり」からみえること─』 1.はじめに  文書はなぜ残るのか       「かたまり」として読み解く 2.文書の整理 ------------------------------------------------------------------------------