RED 2「Retired Extremely Dangerous」(引退した超危険人物)

解説 ブルース・ウィリス、ジョン・マルコビッチ、ヘレン・ミレンらが引退したCIAの元凄腕スパイに扮するアクション・エ
ンタテインメント「RED レッド」(2010)の続編。コードネーム「RED(Retired Extremely Dangerous=引退した超危険
人物)」と呼ばれ、CIAに危険視されるフランク、マービン、ビクトリアらは、32年前に一度は失敗し、封印されたはずの
ミッションがきっかけとなり、再び戦いの舞台に呼び戻される。いまだ衰えない戦闘能力と情報収集能力を駆使して過去を
探るうちに、一行は各国の諜報機関や殺し屋たちに狙われるはめになるが、やがて封印されたミッションに隠された真実が
明らかになり……。前作から続投のウィリス、マルコビッチ、ミレン、メアリー=ルイーズ・パーカーに加え、アンソニー・
のディーン・パリソット。
映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。
小大 超極秘任務を担ってきた元CIAエージェントのフランク・モーゼズ(ブルース・ウィリス)は、引退後、恋人のサラ(メアリ
ー=ルイーズ・パーカー)とともに憧れていたごく普通の生活を楽しんでいた。そこへ、元相棒のマーヴィン(ジョン・マ
ルコヴィッチ)が現れ、新たなミッションにしつこく誘う。全く乗り気じゃないフランクはこの誘いを断った矢先、マーヴ
ィンの車が爆発。彼の葬儀に参列し悲しみに暮れる間もなく、フランクは突如FBI捜査官に連行される。ナイトシェードと
いう計画について問いただされるが、フランクはシラを切る。そこへゴードン(ニール・マクドノー)ら特殊部隊がフラ
ンク抹殺のため襲撃を仕掛け、あわやというところを死んだはずのマーヴィンとサラに助けられる。米ソ冷戦時代に核爆弾
の部品を密輸し現地モスクワで完成させるという計画・ナイトシェードについての機密文書が機密情報公開サイト、ウィキ
リークスにアップされたらしい。フランクとマーヴィンは当時ナイトシェード計画の責任者である物理学者エドワード・ベ
イリー博士(アンソニー・ホプキンス)の護衛にあたっていたが、博士は暗殺されてしまった。フランクとマーヴィンは行
方不明の核爆弾を奪った容疑者として国際手配され、各国の諜報機関から狙われていた。英国諜報局MI6からも、韓国人の殺
し屋ハン・チョパイ(イ・ビョンホン)と、2人のことをよく知るスナイパーのヴィクトリア(ヘレン・ミレン)のもとに命
令が下る。フランクはかつて深い関係にあったロシア諜報機関のカーチャ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)の協力を受け、
MI6によるナイトシェード計画の報告書を入手。それによると、ベイリー博士は死んでおらず、25年にもわたり幽閉されてい
るとのことだった。ロンドンに到着した一行は、彼らの無実を信じるヴィクトリアを仲間に加え、ベイリー博士を救出。し
かし彼は認知症を患っている様子だった。MI6の隠ぺい工作に疑問を持ったフランクらは、今もどこかへ隠されている核爆弾
を探しにモスクワへ向かう……。