懐かしの 0011ナポレオン・ソロ





0011ナポレオン・ソロ
アンクル(U.N.C.L.E.)
世界の法と秩序を守る国際機関で“United Network Command for Law and Enforcement”(法執行のための連合網司令部)の略
概要
国際機関アンクル(U.N.C.L.E.)のエージェント、ナポレオン・ソロとイリヤ・ニコヴィッチ・クリヤキンの活躍を描く。当初は
さまざまな敵を相手に活動していたが、途中から国際犯罪組織スラッシュ(THRUSH)が登場し、もっぱらその組織と戦う話となっ
た。また、初めはハードだった作風も、次第にコミカルなタッチへと変貌し、それが特色となった。企画初期にはイアン・フレミ
ングが参加していた。
原題が“Man”と単数であることからも分かるとおり、当初はソロ(ロバート・ヴォーン)を主人公として作られ、イリヤ(デヴ
ィッド・マッカラム)は脇役に過ぎなかった。ところが、次第にイリヤに注目が集まるようになったため出番も増え、ほどなくソ
ロとイリヤがコンビで活躍するシリーズへと変貌した。むしろ、人気ではイリヤ(マッカラム)が、ソロ(ヴォーン)を凌ぐよう
にすらなった。そのため、二人の不仲説も根強く語られている。しかし、優秀だが女性には弱いソロと、クールに任務をこなす中
性的なイリヤという対比が、番組をより面白くしたことに異論は見られない。
アメリカ本国では1967年に入るとマンネリ化もあって徐々に人気に陰りが見え始め視聴率が低迷していったが、日本では『ビート
ルズか!?ナポレオン・ソロか!?』と言われるほどの大人気番組となり、特にイリヤ役のデヴィッド・マッカラムは若い女性から熱
烈な支持を得て来日の際は大歓迎を受けた。
本作のエピソードを再編集した劇場映画も公開された。また、アンクルの女性エージェント、エイプリル・ダンサー(ステファニ
ー・パワーズ)を主人公とした、スピンオフ作品『0022アンクルの女』も作られた。
2015年には『コードネーム U.N.C.L.E.』のタイトルでリメイク映画が製作された。
装備
ワルサーP38 アンクル・スペシャル
ワルサーP38の改造銃。通常は、消音器(あるいはマズルブレーキ)を着けて使用。延長銃身・スコープ・金属パイプ銃床を
装着し、カービンに変形させての狙撃も可能。日本では、モデルガンも製造・販売された。「戦え!超ロボット生命体トランスフ
ォーマー」のメガトロンの変形モチーフとなったことでも知られる。なお、銃弾発射の仕組みとして、空気銃的な機構を採用して
おり、より静音性に優れている。 さらに使用銃弾として、一般の銃弾と麻酔薬入りの銃弾を使用していた。
マウザー(モーゼル)オリジナルタイプ アンクル・スペシャル
第1シーズンの数回で使用されていた。マウザー モデル1910、1914を基本に上記ワルサーP38と同様のカービンとしての付属
品が装着できた。
アンクル・カー
2シーター・スポーツカーを改造し、特殊装備を施した車両。サーモプラスティックで作られた2人乗りのスポーツカーで、車
高が低く、上方に開くガルウィングドアが特徴的な車だ。ベースは、プラモデル・メーカーのAMT社が実車として製造・販売した
「ピラニア」(シボレー・コルヴェアの空冷式水平対向6気筒エンジンを搭載し、ガルウィングのドアを備えた、当時としては斬
新なデザインだった)。
アンクルカーの秘密兵器は6気筒の飛行機用のエンジン、レーザー・ビーム砲、ロケット発射台、マシンガン、パラシュート、
プロペラ、レーダー、などのハイテク装置(もちろん装飾)が取り付けられ、アンクル・カーは完成した。
しかし、撮影ではしばしば問題があり、エンジンはなかなか、かからない、バッテリーは常にダウン、装置もすぐ止まって
しまう。何も問題なく走れるのはたった数メートルほどだったらしい。車高が約114センチと低かったため、ヴォーンとマッカラ
ムが急いで乗り降りするのがとても困難だった。

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